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職業:板前 彼氏:ナシ 属性:腐女子 趣味:一人酒  気がつきゃ三十路に手が届く、 危機感ゼロの、そんな日常。
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手塚治虫原作映画「MW」を観て来ましたー☆
ええ、ひとりで!!平日昼間に!!

私くらいの歳の女子で、ひとりで見に来ている人は、
おそらく玉木宏か山田孝之いずれかのファンだと思うのですが…。

私?私ですか?

私は巨匠のファンですよ!!!
神ですよ!!!聖域ですよ!!!

なので、以下なんか結構辛辣になってしまった感想です。
ネタバレ全開かつ毒舌なのでご注意ください。


映画館で映画を見たのは…ええと…ジョジョ以来だ…!!
なんたるラインナップだよ私。


玉木宏かっこいいじゃねーの!!
そのひとことで終わりです☆笑えない!!!

思ったより気持ち悪くなかった。
というか、気持ち悪くなかった。
どういうことですか。
残虐殺人シーンは確かにあったが、全然想像の範囲内。

作中で実際行われた殺人は三回。
結城が二回で三人、賀来がうっかり一回。
結城は過去にも二人殺してるのかな?

しかしいずれもなんか…殺害方法はともかく「追い詰め方」がぬるい!!
同じ「親の前で娘を殺す」でも(原作では事前に殺してあったけど)、
さっくりしすぎてて「あーあ!」程度の感想でした。
ただ「ほーら殺しちゃうよー、えーい!」。えええ。
もっとほら!指おくるとか酷かったじゃない!ああいうのほしいわ!
信頼していた部下に裏切られ~、のパターンもぬるい…。
娘の婿だから深かったんじゃないかぁあ。
屋上から落とすシーンはあったけど、縄を切るなんてのじゃフツーだろ。
あの口の中に火のついたマッチ落とすの衝撃だったんだけどな。

私はこの映画に何を求めていたのか笑

賀来のうっかり殺人は、なんか色々無茶はあったけど衝撃はありました。
仕掛けがどうなっていたのか、あのあとどうしたのかが謎。

とか、まあ、殺しに関する手段の気持ち悪さは重要じゃない。
重要なのは「そんな方法をとりやがる結城の狂気」なのですが!!

が!!!

あっれーなんか「カッコいい悪」じゃねコレじゃ?

なんかね、スマート。狡猾さは良く出ていた。
しかし手段を選ばない、常に限界まで求めるがむしゃらさは欠けた感。
なんだろう…なにが足りないんだろう。

玉木宏の演技はとてもよかったと思います。
さすがの激やせ、もう顔が怖い。いいよいいよ。
ただなんつーかなあ。
結城の「気持ち悪さ」の一端を担っているのは、
やっぱりあの中性的な雰囲気なんだろうなあとしみじみ。
エロがグロに直結するような場面がなかったのが痛いです。
必要!必要!
感情だけじゃなく生理的にもオエッってならなきゃつまんない。

と、ここでやはり賀来神父に関してなんですが。

その前に、映画設定にクエスチョン。
見終わってもよく分からなかったんだけど、
結城のほうが年上設定だったのか、コレ?
で、島を脱出する際に賀来を助けようとしてMWを吸った、と。
そもそも二人ともが島民だったのかな。
幼馴染だとみていいのか。

そんな二人の関係なのですが、非常に弱かった。
賀来が弱かった。肉体とか精神とか立場とかの話じゃなく。
なんかもーキャラとしてのインパクトが弱かった!!
ほぼ結城のおはなしだった!賀来、添え物!

「お前は俺を裏切らない」理由が見えてきませんでしたもの。
「彼は命の恩人だから」って、そんで殺人手伝うの神父なのに?!
原作だと、どっちかというと賀来のほうが先に悪なので、
罪悪感が募れば募るほど自責に駆られて悪循環、
「俺があいつをあんなにしちまった」、
プラス、結城の賀来に対する独占欲?っつーか、
まあ脅迫の一種でもある「昔みたいに可愛いって言ってよ」とか、
賀来が逃げられない状況が明白だったのに。

そういうの見えない。
なんなのこのふたりの関係は?

それならせめて結城が賀来を大好き(←敢えての表現)なのをもっと出す、
もしくは逆、
それこそいっそ、やっぱりアレな関係ならば説得力があったと思うんだ!!

なんなのかな、映画倫理的にまずいの?そういうの?
“恋心”は、お手軽に強い関係が作れるベスト口実よ?
もったいないわー。分かりにくくなっちゃってるもの…。

ホントね、賀来はいつでも裏切れた。
あと、結城もいつでも賀来を殺せた。
なにが二人を繋いでいたって、同郷である件だけってほんと弱い。
作中ではそう不自然にも感じないけど、
ここにいたるまで16年あるって考えるとマジ不自然。
そもそもこの程度の関係なら、結城は単独行動していてもおかしくない。
リスク増えるだけじゃないか。
あんな色々弱い相棒ならいらねえよ…!!

なので、クライマックスが唐突でした。
犬死に見えました。あーあ。

と、思い切り原作寄り視点で不平不満という、
知ったか不愉快!な感想を一通り述べたところで。
全体的な話↓

よくまとまっていた!
二時間ちょっとでよくもまあ…すごい。
駆け足感もほとんど感じませんでした。
見せる場面の的を絞っていたのが良かったんだと思います。

映像エフェクト良かったよー。
OP・EDの字幕とかもカッコいい。
カメラワークも割と素敵でした、が。
ここは好みの問題かな?
対象物を中心にぐるぐるまわすのなんていうの?アレが多くてちょい引いた。
たまにならいいんだけどね!多用しすぎな気がしたよ。

あと音楽良かった。
主に音楽で運んでた。
冒頭、誘拐犯(結城)と警察の追いかけっこだけで20分近くとられたときはどうしようかと思ったけど笑、
音楽のおかげで飽きずにハラハラ見ていられたよ。
クライマックスも良かったです。

総括:映画としては及第点、ただし、邦画アクションとして

感動モノの邦画ならもっといけるはずだぜ日本映画。
アクションならハリウッドにはかなわないぜ日本映画。
そういうレヴェルだったと思います。
でも面白かったよ!!
もう一回、原作知ってる人と突っ込みながらお家で見たい。
ええ、そんなレヴェル。

玉木宏が好きなひとなら逃す手はないほどに、
彼だけはとにかくカッコよかったです。
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